あか・る【別る/散る】
[動ラ下二]ちりぢりになる。ばらばらに別れる。「人々—・れて、宿求むる」〈更級〉
あし‐が‐ちる【葦が散る】
[枕]難波(なにわ)一帯には、葦が多かったところから「難波(なには)」にかかる。「—難波の三津(みつ)に」〈万・四三三一〉
あ・る【散る/離る】
[動ラ下二]離れる。ちりぢりになる。遠ざかる。「さまに従ひて、ここをば—・れはてじ、となむ思ふを」〈源・早蕨〉
気(き)が散(ち)・る
一つの事に気持ちが集中できない。「テレビがうるさくて—・る」
玉(たま)散(ち)・る
1 玉となって飛び散る。「—・る汗」「奥山にたぎりて落つる滝つ瀬に—・るばかり物な思ひそ」〈後拾遺・雑六〉 2 刀剣の刃が、すごみを帯びて光りきらめく。「抜けば—・る氷の刃(やいば)」
きがちる【気が散る】
気が散るから静かにしてくれBe quiet. I can't concentrate.テレビの音がうるさくて,気が散って勉強できないThe sound of the television 「di...
くだけちる【砕け散る】
break (to pieces)波が岩礁に当たって砕け散ったThe waves broke on the reef.ガラスの器は床に落ちて粉々に砕け散ったThe glass container...
たまちる【玉散る】
玉散る刃やいばa sparkling blade
ちる【散る】
I1〔ばらばらに落ちる〕fall; scatter桜の花が散ってしまったThe cherry blossoms 「are gone [have fallen].椿の花が地面に散っていたThe c...
とびちる【飛び散る】
火花が飛び散ったSparks flew (about).波しぶきが飛び散ったThe waves sent spray flying through the air.泥が服に飛び散ったThe mu...