ふ‐づくり【文作り】
1 物事を整えること。「尋常の—は、物を整ふる事にいふ」〈色道大鏡・一〉 2 人をだますこと。「ふところ子の娘があるなどと—をいふ」〈浮・好色床談義・三〉
ふづくり‐ごと【文作り事】
人をだますこと。ごまかしごと。「大かたの—にては合点せぬ時世になりぬ」〈浮・織留・一〉
ふ‐づく・る【文作る】
[動ラ四] 1 作り整える。物事を整える。「障子張るに、紙を—・るともいふ」〈色道大鏡・一〉 2 うわべをつくろって欺く。だます。「いたづら女の身の果ては、皆御坊を—・る仕掛けなり」〈浮・好色貝...
ふみ‐つくり【文作り】
漢詩を作ること。また、その人。「—韻塞(ゐんふたぎ)などやうのすさびわざどもをもしなど」〈源・賢木〉
もん‐さく【文作】
酒席などで即席におかしみのある文句を作ること。また、その文句。「さまざまの—尽くし」〈浮・禁短気・一〉