おどみ【澱み】
「よどみ」に同じ。「赤さびの浮いたすみっこの—には」〈中勘助・銀の匙〉
おど・む【澱む】
[動マ五(四)]「よどむ」に同じ。「碧黒く—・んだ水には」〈秋声・足迹〉
おり【澱/滓】
1 液体の底に沈んだかす。おどみ。 2 すっきりと吐き出されないで、かすのようにして積もりたまるもの。「心にたまった—」
でん【澱】
[音]デン(呉) [訓]おり よどむ 1 水底にたまったかす。おり。「澱粉」 2 よどむ。「沈澱」 [補説]2は「殿」を代用字とすることがある。 [難読]沈澱(おどみ)
でんがかのしゅうへん【澱河歌の周辺】
安東次男による文芸評論。昭和37年(1962)刊行。第14回読売文学賞評論・伝記賞受賞。