鍵(かぎ)の穴(あな)から天(てん)を覗(のぞ)く
狭い見識で大きな問題を考えることのたとえ。葦(よし)の髄(ずい)から天井を覗く。
さし‐のぞ・く【差し覗く】
[動カ五(四)] 1 すきまや物陰から、そっとのぞく。「馬に面して彳(たたず)んだ月下の美女の姿を—・くが如く」〈鏡花・高野聖〉 2 ようすを見に立ち寄る。訪れる。「日々に参り給ふ音すれど、こな...
のぞ・く【覗く/覘く/窺く/臨く】
[動カ五(四)] 1 物陰やすきま、小さな穴などから見る。「鍵穴から—・く」「部屋を—・く」 2 装置を用いて物体を見る。「望遠鏡を—・く」 3 高い所から低い所を見る。「谷底を—・く」 4 ひ...
針(はり)の穴(あな)から天(てん)を覗(のぞ)く
自分の狭い見識をもとに、大きな事柄について勝手な推測をするたとえ。
御簾(みす)を隔(へだ)てて高座(こうざ)を覗(のぞ)く
意のままにならず、もどかしいたとえ。靴を隔ててかゆきをかく。