と‐ばしり【迸り】
1 飛び散る水。しぶき。「床に滴る—をよける用心にと」〈荷風・つゆのあとさき〉 2 まきぞえ。とばっちり。「事故の—がかかる」
と‐ばし・る【迸る】
[動ラ五(四)]飛び散る。ほとばしる。「谷川の雪解け水が—・る」
と‐ばちり【迸り】
「とばっちり」に同じ。「水の—が少しおつぎの足へ掛った」〈長塚・土〉
と‐ばっちり【迸り】
《「とばちり」の音変化》 1 飛び散った水。 2 そばにいて災難を受けること。まきぞえ。とばしり。「けんかの—を食う」
へい‐しゅつ【迸出】
[名](スル)ほとばしり出ること。ほうしゅつ。「噴水器を仕掛たごとく、盛に真直に—している」〈花袋・重右衛門の最後〉