だ【陀】
[人名用漢字] [音]ダ(呉) タ(漢) 梵語の音訳字。「陀羅尼(だらに)/阿弥陀(あみだ)・仏陀・曼陀羅(まんだら)」
だだ‐どう【陀陀堂】
奈良県五條市にある念仏寺本堂の通称。毎年1月14日、鬼走りの行事がある。
だ‐ぶつ【陀仏】
「阿弥陀仏(あみだぶつ)」の略。→御陀仏(おだぶつ)
だら‐すけ【陀羅助】
1 「陀羅尼助(だらにすけ)」に同じ。「洞呂川(どろがは)の—を、請(う)け売る人がござりますれば」〈浄・千本桜〉 2 文楽人形の首(かしら)の一。中年の嫌みのある役に用いる。
だらに【陀羅尼】
《(梵)dhāraṇīの音写。総持・能持と訳す》梵文(ぼんぶん)を翻訳しないままで唱えるもので、不思議な力をもつものと信じられる比較的長文の呪文。陀羅尼呪。呪。→真言(しんごん)