くま【隈/曲/阿】
1 曲がって入り込んだ所。また、奥まった所。もののすみ。片隅。「川の—」「光到らぬ—もなし」〈樗牛・滝口入道〉 2 物陰になっている暗がり。陰になった所。「停車場(ステーシヨン)前の夜の—に、四...
くま‐ぐま【隈隈】
あちこちのすみ。すみずみ。「—まで探し求める」
くまぐま・し【隈隈し】
[形シク] 1 物の陰に隠れてよく見えない。薄暗くて見えにくい。「火はほのかにまたたきて、…ここかしこの、—・しくおぼえ給ふに」〈源・夕顔〉 2 樹木がこんもりと茂り、陰がある。「この前栽の、い...
くま‐ざさ【隈笹/熊笹】
イネ科の植物。山地に自生。葉は幅の広い長楕円形で、冬に縁が枯れて白色にくま取られる。 [補説]書名別項。→隈笹
くまざさ【隈笹】
渡辺水巴の句集。昭和10年(1935)刊行。
くま【×隈】
1〔奥まった所〕a corner; recesses谷の隈に隠者が住んでいたA hermit lived deep in (the recesses of) the valley.2〔黒ずんだ部...
くまどり【×隈取り】
1〔絵画の〕shading; color gradation2〔歌舞伎俳優の〕kumadori; Kabuki (stage) makeup (using exaggerated muscle ...
くまどる【×隈取る】
1〔絵画で〕shade (off)2〔歌舞伎かぶき俳優が〕put one's stage makeup on; make up
くまなく【×隈無く】
1〔曇りなく〕月はくまなく照りわたっていたThe whole area was flooded with bright moonlight.2〔余す所なく〕くまなく探したが見付からなかったWe ...