あお‐やぎ【青柳】
1 青々と葉をつけた柳。あおやなぎ。《季 春》 2 バカガイのむき身。《季 春》 3 襲(かさね)の色目の名。表裏とも濃い青、または表は青、裏は薄青。春に用いた。 [補説]曲名別項。→青柳
あおやぎ【青柳】
催馬楽(さいばら)の曲名。 箏曲。八重崎検校作曲。
あおやぎ‐そう【青柳草】
シュロソウ科の多年草。本州中部以北の山地に自生。高さ50〜90センチ。葉は細長い楕円形。夏、緑色または淡紫色の花が円錐状につく。根茎は有毒。
あおやぎ‐の【青柳の】
[枕]《青柳の糸のような枝を鬘(かずら)にかける意から》「いと」「かずら」などにかかる。「—いと定めなき人の心を」〈拾遺・恋三〉