くぼ【凹/窪】
1 くぼんでいる部分。くぼみ。「盆の—」 2 女性の陰部。女陰。「—の名をば何とかいふ」〈催馬楽・陰の名〉
くぼ【久保】
姓氏の一。 [補説]「久保」姓の人物久保栄(くぼさかえ)久保天随(くぼてんずい)
くぼ・い【凹い/窪い】
[形][文]くぼ・し[ク] 1 まわりより低くなっている。へこんでいる。くぼんでいる。「前歯の抜けた—・い口が」〈嘉村・途上〉 2 劣っている。また、身分が低い。卑しい。「囲(かこは)れは長屋の...
く‐ぼう【公方】
1 おおやけ。おもてむき。公事。「和殿をもちてこそ、—、私、心安く」〈曽我・一〉 2 天皇。また、朝廷。「—までもきこしめしひらかれ」〈曽我・一〉 3 鎌倉・室町時代、幕府・将軍家をさしていう語...
くぼう‐にん【公方人】
室町時代、朝廷・社寺や幕府の政所(まんどころ)などの警護・雑務に当たった下人や中間(ちゅうげん)。公人(くにん)。
くぼち【▲凹地×窪地】
a hollow; a low spot; a pit; a depression; a dip
くぼまる【▲凹まる×窪まる】
⇒くぼむ(凹む・窪む)
くぼみ【▲凹み×窪み】
〔窪地〕a hollow, a cavity, a pit;〔打ってへこんだところ〕a dent雨水が庭のくぼみにたまったRainwater collected in the depressio...
くぼむ【▲凹む×窪む】
〔落ち込む〕become hollow [depressed];〔陥没する〕sink目のくぼんだ人a person with sunken eyesくぼんだほおhollow [sunken] c...
くぼめる【▲凹める×窪める】
〔陥没させる〕cause to sink;〔へこます〕dent手の平をくぼめて雨の滴を受けたI cupped the palm of my hand and caught a few raind...
くぼち【窪地】
[共通する意味] ★周囲より低くなった土地。[英] a hollow[使い方]〔盆地〕▽盆地の夏は暑く冬は寒い▽甲府盆地〔窪地〕▽日当たりの悪い窪地▽窪地に水がたまる〔低地〕▽低地のため雨が降る...
くぼみ【窪み】
[共通する意味] ★表面が低く落ち込んだ所。[英] a hole[使い方]〔穴〕▽地面に穴を掘る▽穴があったら入りたい(=ひどく恥ずかしい)〔穴ぼこ〕▽穴ぼこに落ち込む▽服に穴ぼこがあく〔窪み〕...
くぼむ【窪む】
[共通する意味] ★物の表面が内部に落ち込んだ形になる。[英] to become hollow[使い方]〔へこむ〕(マ五)▽やかんがへこんだ〔窪む〕(マ五)▽道がくぼんで水たまりができる[使い...
くぼ‐さかえ【久保栄】
[1900〜1958]劇作家・演出家。北海道の生まれ。築地小劇場文芸部を経て、新築地劇団・新協劇団・東京芸術劇場の結成に参加、劇作・演出・評論に活躍。戯曲「五稜郭(ごりょうかく)血書」「火山灰地...
くぼた‐うつぼ【窪田空穂】
[1877〜1967]歌人・国文学者。長野の生まれ。本名、通治。早大教授。新詩社歌人として出発。万葉・古今・新古今の評釈などにすぐれた業績を残した。詩歌集「まひる野」、歌集「土を眺めて」「鏡葉」など。
くぼた‐べいせん【久保田米僊】
[1852〜1906]日本画家。京都の生まれ。本名、満寛。鈴木百年(すずきひゃくねん)に師事。「国民新聞」の挿絵を担当し、報道画に新分野を切り開いた。
くぼた‐まんたろう【久保田万太郎】
[1889〜1963]小説家・劇作家・俳人。東京の生まれ。俳号、暮雨・傘雨。東京の下町を舞台に、市井の人々の生活と情緒を描いた。文化勲章受章。小説「末枯(うらがれ)」「寂しければ」「春泥」、戯曲...
くぼ‐てんずい【久保天随】
[1875〜1934]漢学者・漢詩人。東京の生まれ。本名、得二。評論・随筆・新体詩などを広く発表。著「白露集」「秋碧吟廬詩鈔」など。