や‐しお【八入】
1 カエデの園芸品種。春の若葉が赤く、夏に緑色になる。 2 布を幾度も染め汁に浸して濃く染めること。また、その染めた布。「紅の—に染めておこせたる衣の裾も通りて濡(ぬ)れぬ」〈万・四一五六〉
やしお【八潮】
埼玉県南東部の市。中川・綾瀬川に挟まれ、南は東京都に隣接。米・ネギなどの産地であったが、近年は工業地・住宅地。人口8.3万(2010)。
やしお‐おり【八入折り/八塩折り】
何度も繰り返して精製すること。また、そのもの。
やしおおり‐の‐さけ【八入折りの酒/八塩折りの酒】
何度も繰り返して醸(かも)した芳醇な酒。八醞(やしぼり)。「—を醸(か)み」〈記・上〉
やしおおり‐の‐ひもがたな【八入折りの紐刀/八塩折りの紐刀】
何度も繰り返して鍛錬した鋭い紐刀。「—を作りて」〈記・中〉