かめのうえ‐の‐やま【亀の上の山】
《「列子」湯問に、天帝の命により15匹の大亀が首で支えているとあるところから》蓬莱(ほうらい)山の異称。亀山(かめやま)。
かめ‐の‐お【亀の尾】
1 《形が亀の尾に似るところから》尾骶骨(びていこつ)(尾骨)のこと。「背中の—のずん(=マンナカ)に是(こ)れほどな疣(いぼ)がある」〈浄・歌祭文〉 2 格天井(ごうてんじょう)に使う湾曲した部材。
かめ‐の‐かがみ【亀の鑑】
《「亀鑑(きかん)」を訓読みにした語》手本。規範。「あづまの—にうつさば、曇らぬ影もや現はるると」〈十六夜日記〉
かめ‐の‐こ【亀の子】
1 子供の亀。また、小さい亀。《季 夏》「—の歩むを待って引きもどし/汀女」 2 「亀の甲1」に同じ。 3 幼児を背負うときに羽織る綿入れ。
かめ‐の‐こう【亀の甲】
1 亀のからだを覆う角質の硬い殻。甲羅。かめのこ。 2 六角形が前後左右に連続した模様。きっこう。 3 ベンゼン環のこと。六角形をなすのでいう。 4 波しぶきを防ぐために船首につける厚板の囲い。...