いきとうちししょう‐ざい【遺棄等致死傷罪】
遺棄罪・保護責任者遺棄等罪にあたる行為により、人を死傷させる罪。刑法第219条が禁じ、通常の傷害罪などより重い刑が科せられる。遺棄致死傷罪。遺棄致死罪。遺棄致傷罪。
いりょうほけんきん‐とくやく【医療保険金特約】
自動車保険における特約の一つ。搭乗者傷害保険に関する特約で、入院・通院の際の日額保険金を減額する代わりに、支払う保険料を安くするもの。
エアソフト‐ガン【airsoft gun】
圧縮した気体を使ってプラスチック製の弾丸を発射する、本物の銃器を模した遊戯用の銃。→空気銃 →モデルガン [補説]銃刀法では、発射される弾丸の運動エネルギーが銃口から1メートルの位置で1平方セン...
エス‐エー‐ピー【SAP】
《special automobile policy》自家用自動車総合保険。対人賠償保険・自損事故保険・無保険車傷害保険・対物賠償保険・搭乗者傷害保険・車両保険の六つがセットになっている自動車保...
エチレン【ethylene】
二重結合をもつ炭化水素の一。無色の可燃性の気体。プロピレンとともに石油化学工業で重要な原料で、ポリエチレン・塩化ビニル・酢酸などの合成に利用。また、植物ホルモンの一種で、果実の熟成を促進するが、...
海外
foreign countries海外の事情に詳しい人a person who is well-informed about foreign affairs海外に出掛けるgo abroad海外か...
過失
((make)) an error ((in));a mistake ((about, in))業務上過失professional negligence大きな[小さな]過失を犯すmake a g...
気道熱傷
an inhalation [a respiratory] burn[意味]熱気や煙を吸い込んで生じる傷害。
業務
business (affairs);〔任務としての〕duties業務を怠るneglect one's duties業務に励むattend diligently to one's duties業...
ぎょうむじょう【業務上】
業務上の秘密trade secrets業務上横領embezzlement業務上の事故an on-the-job accident彼は業務上過失傷害[致死]で起訴されたHe was prosecu...
きずつける【傷付ける】
[共通する意味] ★人の体などに傷を負わせる。[英] to wound; to injure; to hurt[使い方]〔傷付ける〕(カ下一)▽刃物で顔を傷付ける〔傷害〕スル▽傷害を加える▽傷害...
しょうがい【傷害】
[共通する意味] ★人の体などに傷を負わせる。[英] to wound; to injure; to hurt[使い方]〔傷付ける〕(カ下一)▽刃物で顔を傷付ける〔傷害〕スル▽傷害を加える▽傷害...
きょうこう【凶行】
[共通する意味] ★人の道や法にはずれた行い。[使い方]〔悪事〕▽悪事に荷担する▽悪事を働く▽悪事千里を行く〔凶行〕▽かっとなって凶行に走った▽凶行に及ぶ〔悪行〕▽悪行の限りを尽くす▽悪行を重ね...
あくじ【悪事】
[共通する意味] ★人の道や法にはずれた行い。[使い方]〔悪事〕▽悪事に荷担する▽悪事を働く▽悪事千里を行く〔凶行〕▽かっとなって凶行に走った▽凶行に及ぶ〔悪行〕▽悪行の限りを尽くす▽悪行を重ね...
あくぎょう【悪行】
[共通する意味] ★人の道や法にはずれた行い。[使い方]〔悪事〕▽悪事に荷担する▽悪事を働く▽悪事千里を行く〔凶行〕▽かっとなって凶行に走った▽凶行に及ぶ〔悪行〕▽悪行の限りを尽くす▽悪行を重ね...
咽頭・喉頭の3つのはたらき
鼻腔、口腔から食道の上端までを咽頭と呼びます。 咽頭は、食物を食道に送る通路と、空気を気管に送る通路が交差する場所です。 咽頭の中ほどにある軟口蓋と、喉頭の上部にある喉頭蓋を使って、鼻腔から運ばれた酸素を気管へ、口腔から運ばれた食物を食道へと、それぞれ振り分けています。 口や鼻から酸素を取り入れる際に侵入する病原菌に対し、その防御機構として、のどにはリンパ球の集合組織である扁桃があります。 扁桃には、咽頭扁桃、耳管扁桃、口蓋扁桃、舌根扁桃の4種類があります。俗に"扁桃腺"と呼ばれるのは口蓋扁桃のこと。口を開けたときに喉の奥、両側に見える部分です。 喉頭は、咽頭の下、気管への入り口付近にあり、甲状軟骨、輪状軟骨などの軟骨に囲まれています。 成人男性では、甲状軟骨の一部が突起して首の全面に飛び出しており、"のどぼとけ"と呼ばれています。 哺乳類は喉頭をもちますが、その形状は咽頭のなかに高く飛び出す形で鼻腔の後ろにはまりこんでおり、空気を通すだけのはたらきです。 人間の喉頭は低く、咽頭のなかにわずかに飛び出している形状になっています。そのため、通常、人間の喉頭は咽頭のなかで開いており、食物が通るときだけ喉頭蓋によってふさがれるというしくみになっています。空気と食物の通り道で、その交通整理をするのが喉頭というわけです。 声帯は、喉頭の中央にあるひだ状(声帯ひだ)の器官で、弾力性の高い筋肉からできています。 前方は甲状軟骨、後方は披裂軟骨につながっています。左右の声帯ひだの隙間が声門です。 喉頭筋が声帯を開閉させて、声門が伸縮します。呼吸時には大きく開き、声を出すときにはゆるやかに開閉します。肺から吐き出された空気がゆるやかに開閉される声門を通るとき、声帯に振動を与え、声となって発せられます。 声は、出すときに声帯が振動する数やその大きさにより、高低、大小の違いがあります。 声帯の長さは男性およそ20mmに対し、女性はおよそ16mm。その厚みも若干男性のほうが厚く、女性が薄くなっています。女性のほうが声帯は振動しやすく、高い声になります。思春期以降の男性はのどぼとけができることから、より声帯が長く、厚くなり、振動しにくくなるため、声が低くなります。 声門が閉じて、声帯の振幅が大きいと声は大きく、声門を少し開いて、振幅が小さいと声は小さくなります。 カラオケで熱唱したり、大声で怒鳴ったり……。そんな声の酷使が粘膜の充血をまねきます。 粘膜が充血した状態のまま、さらに大声を張り上げるなどして、声帯に激しい刺激が加わると、粘膜下の血管が傷害されて血腫ができます。 安静にしていれば、血腫が吸収される可能性もありますが、そのまま声帯を酷使し続けるとポリープ(良性腫瘍)になります。 声帯ポリープの症状は、主に声がれですが、同時にのどや発声時の違和感などの症状が出る場合もあります。 治療法としては、一般的には、喉頭顕微鏡下手術(ラリンゴマイクロサージェリー)が用いられますが、手術を希望しない場合や、全身麻酔が不可能な場合は、外来でファイバースコープを用いた摘出術を行います。 手術後は、声帯の傷の安静のため、1週間前後の沈黙期間が必要になります。 予防法としては、声をなるべく使わないようにし、声やのどに違和感があるときは、のどの安静を心がけます。また、お酒やたばこも控えるようにします。 のどを安静にしてから2週間たっても改善されないようなら、耳鼻咽喉科を受診し、喉頭がんなどほかの病気がないか、検査が必要です。
食べ物が胃へ運ばれるしかけ
食道の役割は、口のなかで噛み砕かれた食べ物や水分を、胃へ送り込むことです。 ただ、食べ物は、自然に胃へと流れ落ちるわけではありません。食道のうねうねとした運動-蠕動運動によって、強制的に胃へと運ばれるのです。そのため、横になっていても、たとえ逆立ちしていたとしても、重力に関係なく食べ物は胃へ運ばれます。 食道の蠕動運動を担っているのは、食道壁にある固有筋層です。輪状筋が上から順に次々と収縮運動をすることで、ゆっくりと食べ物を胃へと押し運んでいきます。食べ物が食道を通過する時間は水分で1~10秒、固形物で30~60秒。胃に届くまでは水分で1秒、固形物で5~6秒です。 一方で、食道には胃からの逆流を防ぐ"防御機能"も備わっています。食道と胃の接合部である「噴門」に、「下部食道括約筋」があり、胃への入り口の開閉を調節しているのです。 括約筋とは、収縮することで管状の器官を閉じる作用をもつ筋肉のことで、ふだんは下部食道括約筋が収縮して、噴門が閉じられています。 しかし、食べ物が噴門に到達すると、下部食道括約筋がゆるんで噴門が開き、食べ物を胃へと通します。そして、食べ物が通過すると、噴門は再び閉じます。これを「噴門反射」といいます。 「のどもと過ぎれば熱さ忘れる」という諺がありますが、食道の粘膜の感覚は、あまり敏感ではありません。しかし、食べ物や飲み物の刺激には鈍感でも、実際には熱いものや強いアルコール、たばこなどの影響によって、食道の粘膜は障害されます。 とくにアルコールやたばこによる過剰な刺激は、食道炎や食道がんの原因にもなります。食べ物を飲み込むときに痛みがある、しみたり、つかえる感じがあるなどの場合は要注意です。 食道の粘膜には、胃液に含まれる強力な酸や消化酵素を防御する機能はありません。そのため、胃液の逆流にさらされていると、容易に粘膜が傷害されてしまいます。 胃液が逆流する原因は、下部食道括約筋がうまく働かないことが考えられます。また、胃の上部が横隔膜の上に脱出した状態になる「食道裂孔ヘルニア」(235頁)も、胃液を逆流させる大きな原因となります。