きゅう‐せん【弓箭】
1 弓と矢。弓矢。 2 弓矢を取る身。武士。「—の面目とよろこび給へば」〈平治・上〉 3 弓矢で戦うこと。戦い。「甲冑(かっちう)を枕とし、—を業とする本意」〈平家・一一〉
きゅうせん‐すじ【弓箭筋】
手相で、人さし指と中指の間に入っている筋。剣難の相とされる。「話に聞いた—は、剣難に遭ふといふ筋だ」〈伎・吾嬬鑑〉
きゅうせん‐の‐みち【弓箭の道】
武士としての道。弓馬の道。「—は迷はぬに」〈謡・八島〉
ゆみ‐や【弓矢/弓箭】
1 弓と矢。弓または矢。転じて、武器。兵器。 2 弓や矢など武器に関する方面。武道。「ただ今ここを渡さずは長き—の疵(きず)なるべし」〈平家・四〉 3 戦争。いくさ。「大堀を掘ってそこから東は漢...
ゆみや‐の‐ちょうじゃ【弓矢の長者】
弓術に長じた人。また、弓矢の家の長たる人。武家の棟梁(とうりょう)。「将軍と申すは—にて」〈太平記・二七〉