あ【吾/我】
[代]一人称の人代名詞。わたし。われ。わ。「—を待つと君が濡れけむ」〈万・一〇八〉 [補説]主に上代に用いられ、平安時代には「あが」の形を残すだけになった。
あれ【吾/我】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたし。「さ寝むとは—は思へど」〈記・中・歌謡〉 [補説]上代語。中古には、「あれにもあらねば返しすべくも思はねど」〈源・玉鬘〉のような慣用表現に残るだけで、「われ...
が【我】
1 われ。自分。自我。「—の意識」 2 自分の意志や考えを言い張って、人の言葉に従わないこと。わがまま。「あくまでも—を張り通す」 3 《(梵)ātmanの訳》仏語。人間の個体そのもの。また、そ...
が【我】
[音]ガ(呉)(漢) [訓]われ わ [学習漢字]6年 1 自分。自己。「我田引水/個我・自我・彼我・忘我・没我」 2 自分本位。ひとりよがり。「我意・我見・我執・我利・我流」 3 インド哲学で...
わ【我/吾/和】
[代]一人称の人代名詞。われ。わたくし。「大野山霧立ち渡る—が嘆くおきその風に霧立ち渡る」〈万・七九九〉 [接頭]名詞・代名詞に付く。 1 親愛の情を表す。「—おとこ」「—ぎみ」「保つべき様...