いちにちゆめのさく【一日夢の柵】
黒井千次の短編小説集。日常の奥底に潜む闇を描いた。平成18年(2006)刊行。同年、第59回野間文芸賞受賞。
いわふね‐の‐さく【磐舟柵】
大化4年(648)、蝦夷(えぞ)に備えて越後国に設けられた城柵。大和朝廷の北方進出の根拠地。現在の新潟県村上市岩船付近と考えられている。
うま‐せ【馬柵】
馬を囲っておく柵。「赤駒の越ゆる—の標(しめ)結ひし妹(いも)が心は疑ひもなし」〈万・五三〇〉
おかち‐の‐き【雄勝の柵】
古代、東北経営の拠点としてつくられた城柵(じょうさく)。天平宝字3年(759)完成。所在地については、現在の秋田県湯沢市や雄勝郡羽後町など諸説がある。
かつらがわれんりのしがらみ【桂川連理柵】
浄瑠璃。世話物。二段。菅専助作。安永5年(1776)大坂北堀江座初演。娘お半と隣家の中年男長右衛門の心中が主題。通称「お半長右衛門」。