しお‐ひ【潮干】
1 潮が引くこと。ひき潮。また、潮が引いて現れた砂浜。 2 「潮干狩り」に同じ。《季 春》「—より今帰りたる隣かな/子規」「友達同志の無邪気な遊事の有様や、弟等と—に行ったことや」〈宙外・独行〉
しおひ‐がた【潮干潟】
潮が引いて現れた干潟。特に、春の大潮の干潟。《季 春》「葦の間の泥ながるるよ—/蛇笏」
しおひ‐がり【潮干狩(り)】
潮の引いた海浜で、貝などをとる遊び。春の大潮の時を最適とする。しおひ。《季 春》「—潮の流に板渡す/虚子」
しおひがりず【潮干狩図】
葛飾北斎の筆による一幅の屏風。遠くに富士山を望む浜辺で潮干狩りを楽しむ人々の姿を描いたもの。国の重要文化財に指定されている。大阪市立美術館蔵。
しおひ‐の‐みち【潮干の道】
潮が引いている間に通行のできる道。干潟(ひがた)にできる道。