うれてゆくなつ【熟れてゆく夏】
藤堂志津子の中編小説。北海道のリゾートホテルを舞台に、男女の愛と性、孤独や焦燥を描く。昭和63年(1988)刊行。同年、第100回直木賞受賞。
う・れる【熟れる】
[動ラ下一][文]う・る[ラ下二]果実や穀物などが十分みのる。実がいる。熟(じゅく)す。「赤く—・れたトマト」
こなれ【熟れ】
1 食べた物がこなれること。消化。「—の悪い食べ物」 2 物事を理解し習得した程度。「—の悪い文章」
こな・れる【熟れる】
[動ラ下一][文]こな・る[ラ下二] 1 食べた物が消化される。「胃のぐあいが悪く、食べ物がよく—・れない」 2 世慣れて円満になる。かどがとれる。「人間が—・れてきた」 3 物事に熟練する。無...
なれ【熟れ】
《「慣れ」と同語源》食物が程よく熟すること。また、その程度。「鮨(すし)の—の加減を見る」