え‐ま【絵馬】
祈願や報謝のために、社寺に奉納する絵の額。生きた馬の代わりに絵に描いて奉納したのが始まりといわれる。屋根形の小絵馬や大形の額絵馬などがある。 [補説]曲名別項。→絵馬
えま【絵馬】
謡曲。脇能物。金春(こんぱる)以外の各流。節分の夜、伊勢斎宮で白馬・黒馬の絵馬を掛けて農作を占う風習に、天の岩戸の故事を添えて脚色したもの。えんま。
えま‐いしゃ【絵馬医者】
《往診するふりをして、暇つぶしに社寺の絵馬を見て歩くというところから》はやらない医者をからかっていう語。「人には—といはれて、口惜しかりし」〈浮・永代蔵・二〉
えま‐どう【絵馬堂】
寺社などで、奉納された絵馬を掲げておく建物。絵馬殿(えまでん)。額堂。
えんま【絵馬】
⇒えま(絵馬)