けっ‐せい【血清】
血液が凝固する際に血餅(けっぺい)から分離してできる、透明な淡黄色の液体。血漿(けっしょう)からフィブリノゲンを除いたもの。免疫抗体やグロブリンなどを含む。
けっせい‐アルブミン【血清アルブミン】
血清たんぱく質の一。血漿(けっしょう)総たんぱく質の約6割を占め、栄養・代謝物質の運搬、浸透圧の維持などの働きをする。
けっせい‐かんえん【血清肝炎】
輸血や注射器によって感染するウイルス性肝炎。B型・C型・D型肝炎がこれにあたる。輸血後肝炎。→流行性肝炎
けっせい‐こうたいけんさ【血清抗体検査】
血清に含まれる抗体の量を測定することで、細菌・ウイルス感染の有無を確認する検査。約0.5ミリリットルの血清でインフルエンザ・麻疹・風疹・トキソプラズマなどの感染の有無や、現在の免疫力の程度などが...
けっせい‐てんがん【血清点眼】
患者自身の血液からつくられる点眼薬。遠心分離機によって血液から血球成分を除去したあとの血清を希釈したもの。角膜の上皮細胞の分化・増殖を助けるはたらきがあり、重度のドライアイの治療などに用いられる。