けん‐じゃ【賢者】
《「けんしゃ」とも》 1 道理に通じたかしこい人。賢人。⇔愚者。 2 仏語。善を行い悪を離れてはいるが、まだ真理を悟るにいたらず、凡夫の段階にとどまっている者。聖者(しょうじゃ)の下の段階。
けんじゃナータン【賢者ナータン】
《原題、(ドイツ)Nathan der Weise》レッシングの劇詩。5幕。1779年刊。ユダヤ人商人ナータンが、エルサレムのスルターン、サラディンにより投げかけられた「ユダヤ教・キリスト教・イ...
けんじゃ‐の‐いし【賢者の石】
あらゆる物を金に変えたり、病気を治したりする力をもつと信じられた物質。中世ヨーロッパで錬金術師たちが探し求めた。
けんじゃのおくりもの【賢者の贈り物】
《原題The Gift of the Magi》オー=ヘンリーの短編小説。1905年発表。貧しい夫婦が互いにクリスマスの贈り物をしようとして起こる行き違いを描く。
賢者(けんじゃ)饑(ひだる)し伊達(だて)寒(さむ)し
《賢者は清貧のために食べ物にも事欠き、伊達者は見えを張って薄着をするので寒い思いをするという意から》世間並みでない行いをする人はつらい目にあうの意。