から【唐/韓/漢】
《朝鮮半島にあった国名から》 1 朝鮮・中国の古称。多く、中国をさす。また、中世以降、広く外国のこと。「—天竺(てんじく)」「その夜の歌ども、—のも倭(やまと)のも、心ばへ深うおもしろくのみなむ...
から‐あい【韓藍】
1 ケイトウの古名。「わが屋戸(やど)に—蒔き生(お)ほし枯れぬれど」〈万・三八四〉 2 美しい藍色。「わが恋はやまとにはあらぬ—のやしほの衣深く染めてき」〈続古今・恋二〉
から‐かぬち【韓鍛冶】
大和朝廷に仕えた渡来人の鍛冶部(かぬちべ)。鍛冶・銅工・金作などに従事した。
から‐かみ【韓神】
昔、宮内省に祭られていた神。大己貴(おおなむち)・少彦名(すくなびこな)の二神と伝えられる。からのかみ。→園神(そのかみ)
から‐くに【唐国/韓国】
「唐(から)1」に同じ。「この我子(あご)を—へ遣る斎(いは)へ神たち」〈万・四二四〇〉
かん‐き【韓琦】
[1008〜1075]中国、北宋(ほくそう)の政治家。安陽(河南省)の人。字(あざな)は稚圭。仁宗・英宗・神宗の3代に仕え、范仲淹(はんちゅうえん)とともに韓范と並称された。王安石の新法に反対し...
かん‐しん【韓信】
[?〜前196]中国、漢初の武将。江蘇の人。項羽(こうう)に従ったのち、劉邦(りゅうほう)の将となり、華北を平定。斉王、次いで楚王に封ぜられたが、のち淮陰侯に左遷され、反逆の疑いで呂后(りょこう...
かん‐たいし【韓退之】
⇒韓愈(かんゆ)
かん‐ぴ【韓非】
[?〜前233ころ]中国、戦国時代末期の思想家。韓の公子。荀子(じゅんし)に師事し、法家の思想を大成した。韓の使者として秦(しん)に赴くが、李斯(りし)の讒言(ざんげん)により投獄され、獄中死す...
かん‐ゆ【韓愈】
[768〜824]中国、唐の文学者・思想家。唐宋八家の一人。昌黎(しょうれい)(河北省)の人ともいわれるが、河陽(河南省)の人。字(あざな)は退之。昌黎先生と称される。儒教、特に孟子を尊び、道教...