〜し (山梨の方言)
〈命令形につき〉〜よ。 すグにけーってこーし(すぐに帰ってこいよ)命令を強めたり、やわらげたりする。
〜し (京都の方言)
〜から。〜ので。 あてがいくし、道おせて(私が行くので道を教えて)
〜し〜 (愛媛の方言)
〜できるだけ〜。 袋にいれられしいれて持っといに(袋に入れられるだけ入れて持ってお帰り)
〜し (鹿児島の方言)
人々。「衆」の意。 おとこんしもおなごんしも、あつまいかたごあした(男の人たちも女の人たちも、集まっていました)
〜しか (京都の方言)
〜より。 これしかおもい(これより重い)比較の用法。
〜しかえー (和歌山の方言)
〜の方が良い。 うら、酒しかえーよ(私は日本酒の方が良いよ)焼酎のむしかえーよ(焼酎を飲む方が良いよ)
〜しこ (長崎の方言)
〜だけ。 こがしこあれば、一ヶ月はもつやろ(これだけあれば、一ヶ月はもつだろう)
〜して (三重の方言)
〜よ〈文末詞〉。 せんどたことられてー。かなんして(たびたび高く買わされて。閉口よ)「そやてーそうなんだよ」とも。
〜しておく (福岡の方言)
〜する。 これ、なおしておいて(これ、しまってくれ)「〜する」だけで十分だが、あえて「〜しておく」と表現する。
〜しゃーが (佐賀の方言)
〜さえ。 いきしゃーがすっぎーよかよ(行きさえすればいいよ)