あだける (兵庫の方言)
転がり落ちる。 そないな狭いあぜ通ったら、あだけるでー(そんなに狭いあぜ道を通ると転がり落ちるよ)
あだげる (千葉の方言)
騒ぐ。 いづまでもあだっげっだねーど(いつまでも騒ぐんじゃないぞ)
あだに (愛知の方言)
思いのほか。 このお菓子あだにおいしーに食べてみてちょ(このお菓子は思いのほかおいしいから食べてみてください)
あだむねをつく (大分の方言)
期待過剰で、当てが外れる。 そげえ当てにしちょるとあだむねをつくぞ(そんなに当てにしていると後でガッカリするぞ)
あだりほどり (宮城の方言)
そこいらじゅう。近辺。近隣。 どごさ落どしたもんだが、あだりほどりたねでくっか(どこに落としたものやら、そこいらを捜してくるか)
えふりこぎ (秋田の方言)
見栄っ張り。 隣の家のあんちゃ、えふりこぎで、まだあだらし車買ったえんたな(隣の家の息子は見栄っ張りで、また新車を買ったようだな)
かぽし (山形の方言)
まぶしい。 あめあだまさ、ひあだで、かガぽし(はげ頭に日が当たってまぶしい)内陸では「まつぽい」。
けり (青森の方言)
靴。 あだらしいけり買って貰った(新しい靴を買って貰った)「長靴」は「ながけり」と言う。
しゃーままげる (兵庫の方言)
お節介を焼く。 あんだこーんだしゃーままげて(ああだこうだとお節介を焼いて)播磨では「さーまえる」とも。
ついり (和歌山の方言)
梅雨。 知らんまに、もー、ついりになってしもーて(知らないあだにもう梅雨の時期になってしまって)