ずく (新潟の方言)
意気地。根性。 ずくがある(根性がある)ずくがねー(意気地がない)ずくなし(意気地のない人)
ずく (長野の方言)
惜しまず働く力。 ずくやんでちゃー、なんにもできねーじ(やる気を惜しんでいたら、何もできませんよ)ずくがあるねー(よく働くねえ)
そやでこり (三重の方言)
だからね。 そやでこり、このまえな(だからね、この前ね)「そやでこれ」より丁寧。全県的には「そやもんで」「そやよって」「そやさかい」などがある。
そーでー (大分の方言)
そうだよ。 そーでー。あした運動会があるんでー(そうだよ。あした運動会があるんだよ)「でー」は「〜だよ」という断定の意を表す。
そーにゃ・そーん (熊本の方言)
とても。大変。 ラーメンのそーにゃうんまか店んあってったい(ラーメンの大変うまい店があるそうだよ)
そーよー (熊本の方言)
あるものすべて。 あるしこそーよーはいよ(あるだけ全部ください)「そーよーとめ」とも。
たく (京都の方言)
煮る。 お豆さんたいたんが、よーけあるさかい持っていき(豆を煮たものがたくさんあるから持っていきなさい)
たごまる (宮城の方言)
ひもやロープなどが絡まって、ほどきにくいさま。また、着ているものが次第に一ヵ所に寄ること。 シャッツの袖ぁたごまって、えんずぇごどぁ(シャツの袖が寄って、違和感があるなぁ)
たなる (和歌山の方言)
熟す。 この柿、ほんまにたなってあるのー(この柿は本当に熟しているねえ)
たばる (奈良の方言)
神仏の前から供物を下げて戴くこと。 仏さんの団子たばってきてよばれようか(仏壇に供えてある団子を下げてきて、食べようか)