なるい (兵庫の方言)
平坦だ。 なるいとこに櫓が組んだるわ(平坦なところに櫓が組んであるよ)
〜に (三重の方言)
〜よ。 またあたんすんのやに(また仕返しの乱暴をするんだよ)勧誘の用法もある。「こいつは横にしましょにこれは横にしましょうよ」。
にらいかない (沖縄の方言)
海の彼方にあると信じられている理想郷。 にらいかない んかてぃ うぅがむん(にらいかないへ向かって拝む)
ねき (奈良の方言)
そば。 タケやんの母屋は宮さんのねきにある家や(タケさんの実家〈本家〉は神社のそばにある家だ)
ねっき (岩手の方言)
三、四〇センチの棒の先を削って、地面に刺したり倒したりする子どもの遊び。太く長い釘を使うこともある。
のりょーる(1) (岡山の方言)
乗りつつある。 よーけ人がバスに乗りょーらー(たくさん人がバスに乗りつつあるよ)
はく (香川の方言)
はめる。 手袋をはく(手袋をはめる)若者の一部に、手袋をつけるがある。
はげぃー (鹿児島の方言)
あらまあ。〈感動詞〉 はげぃー、なんな、にゃー、もどりんしょーりなー(まあ、あなたはもうお帰りになりますか)「あげぃー」「はけぃー」「いげぃー」などのバリエーションがある。
〜はる (京都の方言)
補助動詞〈尊敬・丁寧の意〉。 よーふらはりますなー(雨がよく降りますねえ)〈自分以外の〉人・動物・天候などを主語とする動詞につけて、尊敬、あるいは、聞き手に対する丁寧を表す。
ばーさらげる (茨城の方言)
髪の毛などが乱れる。 ばーさらげだあだましてあるってるわ(乱れた髪の毛をして歩いているよ)