かざ (京都の方言)
香。におい。 えーかざがしますな(よい匂いがしますね)良い匂いも悪い匂いもいう。
かざ (高知の方言)
匂い。 このかざこーでみーや、くさったかざしちゅー(この匂い嗅いでみなよ、腐った匂いがしている)
かずん (鹿児島の方言)
嗅ぐ。 かずんみやい。よかかざがしもんで(嗅いでみなさい。いいにおいがしますから)名詞は「かざ」、動詞は「かずん」。
かっぽろぐ (栃木の方言)
揺り動かす。ゆする。 栗の木をかっぽろぐのはえーけど、頭にえががおっこってくっからきーつけろ(栗の木をゆするのはいいが、頭に毬(いが)が落ちてくるから気をつけろ)
かわらすずめっこ (岩手の方言)
せきれい(鶺鴒)。 かわらすずめっこ、となりのえさ、とんできたず(せきれいが、隣の家に飛んできたそうだよ)
かんこくさい (兵庫の方言)
紙・布・綿などの焦げたにおいがする。 おい、なんかかんこくさいど。べっちょないか(おい、なんか焦げ臭いにおいがしているよ。大丈夫か)
かんぞ (栃木の方言)
かわいがること。大事にすること。 かんぞかんぞしてやっから、泣ぐんじゃねーよ(いい子だ、いい子だ、とかわいがってやるから、泣くんじゃないよ)
がっそ (奈良の方言)
頭髪がぼうぼうとしている状態。 えらいがっそな頭して、どないしたん(たいそうボサボサな頭髪だけれども、どうしたの)
〜がなっ (鹿児島の方言)
〜ことができる。 あいがいとして、すわいがならんがお(足が痛くて座ることができませんよ)しがなっ(することができる)
くかざり 【九飾り】 (東京の方言)
「苦」に通じる「九」のつく日に飾ること。 門松を飾るのはたいがいの家が二十八日でした。二十九日になったら飾らない。九飾りといって苦に通じるといって、縁起をかつぐ