こーらい (滋賀の方言)
とうもろこし(玉蜀黍)高麗黍。 焼いたるこーらいは、こーばしてうまいもんや(焼いてあるとうもろこしは、香ばしくておいしいものだ)
ごっとい (佐賀の方言)
ずっと。 きゅーはほとめかいたけん、ごっといしみゃーまでおったじゃ(今日はご馳走をなさったから、ずっと最後までいたよ)
ごんたくれ (大阪の方言)
腕白。いたずらっ子。 あいつほんまにごんたくれやなー。ゆーことひとっつもきけへんし(あいつは本当に腕白だねえ。言うことを一つも聞かないし)
さいあがる (香川の方言)
調子に乗りすぎる。 いずみのはたで、さいあがっじょったらあむないで(井戸のそばでふざけていたら危ないよ)
さかとんぼ (長崎の方言)
さかさま。 さかとんぼなって落ちていた(さかさまになって落ちていった)
さばる (岡山の方言)
しがみつく。くっつく。 そねーにさばったら、あちーが(そんなにくっついたら、暑いじゃないか)
しくた (三重の方言)
出来損ない。 しくたみたいなはながあがっとったが(出来損ないのような花がお墓にあがっていたわよ)雨の降ったりやんだりを「しくたびより」という。また、一人前でない人を指して「ひとりだけしくたがおるなー」…
しもる (茨城の方言)
寒さで野菜などがいたむ。 さづまはとぐに、しもゲんのガはやえんだ(さつまいもは特に寒さでいたむのが早いんだ)
しゃるく (和歌山の方言)
歩く。 毎日毎日、駅までしゃるいた(毎日毎日駅まで歩いた)
しょのむ (鳥取の方言)
そねむ。妬(ねた)む。 蔵を建てると、しょのんでなんぞかんぞ言うもんがおっただってなー(蔵を建てると、妬んで何やかやと言う者がいたそうだね)