きばな (長野の方言)
細かな氷や雪が木の枝についたもの。 きばなガ咲いてきれいだ(立木に氷がついて、きれいだ)
きびる (山口の方言)
結ぶ。束ねる。 よーきびっちょき(よく結んでおいて)「てねる」とも。
きょーとい (島根の方言)
恐ろしい。 あのさんのきょーとい顔で、子どもないちょー(あの人のこわい顔つきのために、子どもが泣いている)「きょーて」とも。
きりこ (奈良の方言)
餅を「サイ」の目に刻んだあられ、焼いて粥や茶に入れてたべる。 冬はおかいさんにきりこ入れて食べるのが一番や(冬は粥に「サイ」の目に刻んだあられを入れて食べるのが一番だ)
きりば (広島の方言)
まな板。俎板。真魚板。 きりばー、よー、ながしておけよ、鱗がちーとるけー(まな板をよく洗い流しておけよ、魚の鱗が付いているから)
きんしゃい (福岡の方言)
おいでなさい。 はよーきんしゃい(早くおいでなさい)シャルは動詞の連用形に続いて、親しみを表す語。
ぎっちり(1) (高知の方言)
しょっちゅう。 ぎっちりゆーたがやけんどきーてくれざった(たびたび言ったのだけど聞いてくれなかった)
くずぬく (山口の方言)
しゃがむ。姿勢を低くする。 くずぬいて、探しいや(しゃがんで、探しなさい)
くちべろ (埼玉の方言)
唇。 ぶんなぐらいてくちべろ切った(殴られて唇を切った)
くっかく (埼玉の方言)
欠く。嚙みくだく。 梅干しの種をくっかいて中身を食うとうめー(梅干しの種を嚙みくだいて中身を食べるとうまい)