にかむ (青森の方言)
しわになる。 服ただんでおがねば、にかんでまるや(服を畳んでおかないとしわになってしまうよ)
ねまる (熊本の方言)
腐る。 なつんくいもんな、はよくてしまわんとねまってしまうもんな(夏の食べ物は、早く食べてしまわないと腐ってしまうよ)
はく (北海道の方言)
〈手袋などを〉はめる。 手袋はいてゆかないと霜焼けなるよ(手袋をはめて行かないと、霜焼けになるよ)
はしかい(2) (徳島の方言)
意地が悪かったり生意気だったりして面倒な性格。 あの子は小さい時からはしかかったんよ(あの子は小さいときから面倒な性格だったのよ)
はわく (福岡の方言)
掃く。 にわば、はわいとってくれんね(庭を掃いておいてくれないか)
ひだるか (佐賀の方言)
ひもじい。 はよーさばけてかえらんば、こどんがひだるしゃしよっ(早く仕事を終えて帰らないと子どもがひもじがっている)
ふるあじき (秋田の方言)
なかなか寝ない子。 このふるあじぎ、はえぐねねぁば、鬼さらいに来るど(この「古小豆」、早く寝ないと、鬼がさらいに来るぞ)「古小豆」はなかなか「煮えない〈にえねぁ→ねねぁ〉」ことから。
ぶくれる (長崎の方言)
溺れる。 深かとこにいて、ぶくれんごとせんば(深いところに行って溺れないようにしなければ)
へっちょ (愛媛の方言)
見当違いの方。 へっちょ見よらんと、前向いとらないかんぞな(あさっての方を見るんじゃなくて、前を向いてなきゃだめだよ)
へんしも (徳島の方言)
すぐさま。 へんしもいんでこないかん(すぐさま帰らないといけない)