いんぐりちんぐり (徳島の方言)
不揃いな。 どしたんこれ、セットになっとるけんど、いんぐりちんぐりでー(どうしたの、これセットになっているけれど、不揃いだなあ)
うざってー (神奈川の方言)
気味が悪い。 けーむしってやつぁー、うざってーなー(毛虫というものは気味が悪いなあ)
うそうそ (福井の方言)
服や布、顔などがうす汚れた状態。 うそうその顔して、顔あろてえんのやろ(うす汚れた顔をして、顔を洗っていなんだろう)
うだで (秋田の方言)
いやだ。気が進まない。 いしっこあって、うだでみぢだな(石があっていやな道だな)その話だば、うだでなー(その話は、気が進まないなあ)
うだる (山形の方言)
捨てる。 このごみ、どさうだればいいなや(このごみを、どこに捨てればいいかね)内陸では「なゲる」。
うち (京都の方言)
私。 うっとこ(うちとこ)おいないな(私の家においでよ)女性が子どもの頃から用いる。男の子は「わし」「ぼく」「おれ」などと言う。
うっせー (大分の方言)
【主に県西部など】まずい。 言うちゃすまんけんど、こん団子はうっせーなー(こう言っては申し訳ないが、この団子はまずいなあ)
うつかる (長野の方言)
よりかかる。 気分わりいなら、そこにすわって壁にうつかりましょ(気分が悪いなら、そこに座って壁によりかかりなさい)
うでっこき (群馬の方言)
力の限り。精一杯。 あっちんでん、うでっこきかせいでこーな(あっちでも精一杯稼いでこいな)
うら (福井の方言)
私〈自称代名詞〉。 うら、いなんだで、なーも知らんのやって(私はいなかったので、何も知らないんだ)嶺南では「わし」〈男〉、「うち」〈女〉。