つぎやいにしとく (三重の方言)
申し合わせで互いに贈答を省く。 なんでもつぎやいにしときゃえーわさ(なんでもつぎやいにしておけばいいのさ)
つくなむ (山口の方言)
しゃがむ。 つくなんだら、えらいんちゃ(しゃがんだら、苦しいのよ)
〜てみえる (三重の方言)
〜ておられる。 このぜん、ごいんさんがゆーてみえたがー(この前、御院主〈住職〉さんが言っておられたじゃないの)敬語。
〜と (福岡の方言)
〜の。 よかとの、あった(良いのが有った)いつ、くると(何時来るの?)きょうは、やすみと(今日は休みなの?)準体助詞。疑問や念押しを表す文末助詞。名詞の後につくのは新しい用法。
とじぇんこだ (岩手の方言)
寂しい。退屈だ。 しゴどねぁのも、とじぇんこなもんだな(仕事がないのも、退屈なものだねえ)
とぜんなか (熊本の方言)
さみしい。退屈だ。 最近なだっともおーとらんけん、とぜんなか(最近はだれにもあっていないので、さみしくて退屈だ)
とぜんね (鹿児島の方言)
さみしい。 とぜんねこっ、ごわしたなー(さみしいことでございましたね〈弔いの詞〉)古語の「徒然」に由来。
どーすりゃー (岡山の方言)
どうすればいいのか。 もー稲かりゅーせにゃーいけん。どーすりゃー(もう稲刈りをしないといけない。どのようにしようか)反語の意でも使われる。
ながたん (岐阜の方言)
包丁。 昔のながたん、たまに研がんならんで、面倒じゃったのう(昔の包丁は、時々研がなければならないので、面倒であったね)
にんならん (福井の方言)
構わない。 ほんね気にせんときねー、うら、なーもにんならんのやで(そんなに気にしないでおきなさい、私は何も構わないのだから)