いび (沖縄の方言)
神のいる場所。 あまんかい いびぬ あたんやー(あそこに聖空間があったね)上代の「いむべ(忌部)」に対応する語。
いびしー (大分の方言)
気味が悪い。 へびが死んじょる。いびしーのー(ヘビが死んでる。気味が悪いなあ)古語「いぶせし」の転。「汚い」「恐ろしい」「いやらしい」など多義。
いびせー (島根の方言)
恐ろしい。気味が悪い。 夜んなって、いびせーなってきた(夜が更けて、恐ろしくなってきた)
いびせー (広島の方言)
恐ろしい。こわい。 家の裏手に蛇がおって、いびせかったで(家の裏手に蛇がいて、怖かったよ)
ごろたひく (香川の方言)
おおいびき。 あれと同じ部屋はいやでぇ、ごろたひくけん(大いびきをかくので、同部屋はお断り)
はなおど (青森の方言)
いびき。 隣のはなおどさしねくて、寝でらいね(隣で寝ている人のいびきがうるさくて、寝ていられない)
はなら (福島の方言)
いびき。 あんにゃのはなグら、せづねくてねらんにぇがった(兄のいびきが、うるさくて眠れなかった)
はなぐら (栃木の方言)
いびき。 酒飲むとはなぐらかぐんでねむれねー(酒を飲むといびきをかくので眠れない)
ひょっこだ (神奈川の方言)
いびつだ。 風船つかんだらよー、ひょっこんなっちゃったよー(風船をつかんだらねぇ、形がいびつになってしまったよ)