ひこずる(2) (徳島の方言)
散らかす。 この部屋はえらいひこずっとんな(この部屋はかなり散らかっているね)
ひずがねえ (岐阜の方言)
元気がない。 ひずがねえ顔しちょるが、どっか悪いことねーか(元気のない顔をしているが、どこか悪いことないか)
ひだるか (佐賀の方言)
ひもじい。 はよーさばけてかえらんば、こどんがひだるしゃしよっ(早く仕事を終えて帰らないと子どもがひもじがっている)
ひっこみがはいる (三重の方言)
物を飲み込み損ねて咳き込む。 としよるとよーひっこみがはいんねや(歳寄るとよくひっこみがはいるんだ)いわゆる誤(ご)嚥(えん)のこと。
ひっちゃゆっ (鹿児島の方言)
落ちる。 かっのみがひっちゃえちょっど(柿の実が落ちているよ)「あゆっ」とも。「ひっ」は接頭語。
ひっとずる (長崎の方言)
ちょっと出る。 頭のひっとでとる(頭がちょっと出ている)「ひっ」「ひん」は、「少し」「つい」など空間・時間的に小の程度を付加する接頭辞。
ひとまめ (茨城の方言)
人見知り。 あのこども、ひとまめしてべそかえでるわ(あの子どもは人見知りをして泣いているよ)
ひねくましー (岐阜の方言)
年齢よりもふけて見える。 苦労するとみえてひねくましー顔しとる(苦労をするとみえて年よりもふけた顔をしている)
ひゃっかん (山口の方言)
もみあげ。 はーひゃっかんがなごーなっちょる(もうもみあげが長くなっている)
ひんける (徳島の方言)
干からびる。 どしたん、この野菜ひんけとんでー(どうしたの、この野菜干からびているよ)