えらがる (鳥取の方言)
苦しがる。 うちのてておやは、きやり腰でえらがっとる(私の父親は、ぎっくり腰で苦しがっている)「いやがる」の意でも用いられる。
えんちこ (青森の方言)
嬰児籠。赤ちゃんを寝かせておく籠。 えんちこさはってねんこしてらじゃ(嬰児籠にはいって寝ているよ)
おいいる (京都の方言)
おっしゃる。 そうおいいるさかい(そう言われるから)「言う」の軽い敬意をもった尊敬語。
おいそれと (三重の方言)
すぐ簡単に。 あいてがあいてや。おいそれといくもんか(相手が相手だ。すぐ簡単にいきゃしないよ)掛け声を副詞に造語している。
おいつき (山梨の方言)
その土地で生まれ育った人。生え抜き。 おいつきの人に方言を聞いて歩いているです(この土地で生まれ育った方に方言を聞いて歩いているのです)
おいでる (高知の方言)
「行く・来る・居る」の尊敬語。 県外からおいでちゅーがやき(県外からいらっしゃっているから)
おかしげな (高知の方言)
通常と異なる。 彼はおかしげなことばーゆーてまーりをこまらせゆー(彼は不都合なことばかり言って周囲の人々を困らせている)
おがる (大阪の方言)
〈大声で〉叫ぶ。呼ぶ。 ちょっとむこうにいる人におがっちょーえ(ちょっと向こうにいる人に大声で叫んでよ)
おがる (和歌山の方言)
叫ぶ。 だれか、おがっちゃーら(誰かが叫んでいるよ)
おきしき (島根の方言)
好き嫌い。 孫が、おきしきばっかーえって、こまっちょー(孫が好き嫌いばかり言って困っている)