いばかり (大分の方言)
わがまま。 こどもはそげーいばかりゅー言うもんじゃねー(子どもはそんなにわがままを言うものではない)
いぱだだ (青森の方言)
奇妙だ。 ずんぶいぱだだ話だな(ずいぶん奇妙な話だな)強調すると「いぱだすけだ」となる。
いひゅーもん (熊本の方言)
風変わり者。 あん人はいひゅーもんだけん、人の言うこつぁ聞かっさん(あの人は風変わり者だから、人の言うことは聞かない)
いび (沖縄の方言)
神のいる場所。 あまんかい いびぬ あたんやー(あそこに聖空間があったね)上代の「いむべ(忌部)」に対応する語。
いびしー (大分の方言)
気味が悪い。 へびが死んじょる。いびしーのー(ヘビが死んでる。気味が悪いなあ)古語「いぶせし」の転。「汚い」「恐ろしい」「いやらしい」など多義。
いびせー (島根の方言)
恐ろしい。気味が悪い。 夜んなって、いびせーなってきた(夜が更けて、恐ろしくなってきた)
いびせー (広島の方言)
恐ろしい。こわい。 家の裏手に蛇がおって、いびせかったで(家の裏手に蛇がいて、怖かったよ)
いぶしこぶし (愛媛の方言)
でこぼこ。 蚊(かー)に刺されて、顔中いぶしこぶしよ(蚊に刺されて顔中でこぼこだよ)
いぼつる (長野の方言)
怒る。 そんねにいぼつって、どうしたや(そんなに怒って、どうしたんだ)
いぼむし (新潟の方言)
かまきり。 いぼむしがいる(かまきりが居る)「いぼ」は「いぼる怒る」から。