いぼる (福岡の方言)
ぬかるみにはまる。 いぼって、うごかれんごとなった(ぬかるみにはまって動けなくなった)
いまし (埼玉の方言)
今。ちょうど今。 かあちゃんはいましけーったべーだいな(母ちゃんはちょうど今帰ったばかりだよ)
いますでっこ (群馬の方言)
もう少しで。 いますでっこ犬にくわれるとこだったよ(もう少しで犬にかまわれるところだったよ)
いみる (大分の方言)
〈人やものの〉数量が増える。 この頃畑ん草がいみっち、どんこんならん(この頃畑の草が増えて、どうにもならない)
いも (神奈川の方言)
もう。 りんゴよー、いもひとつとってけーろよー(りんごをもう一個取ってくれよ)
いものこ (石川の方言)
里芋。 いものこ煮たガ、うっめぞいや(里芋を煮たのはおいしいよ)
いやい (沖縄の方言)
伝言。 いやい そーたん(伝言していた)お年寄りは手紙を書くのが苦手で、遠く離れて暮らす者によく伝言した。
いやんべ (福島の方言)
ほどよい。適当。 この服のサイズは、ちょうどいやんべだ(この服のサイズは、ちょうどよい)
いら (長崎の方言)
お盆すぎの海で人の皮膚をさすクラゲ。 いらの出るけん、盆すぎにゃ泳がんとよ(クラゲが出るから、お盆過ぎには泳がないのよ)
いら (大分の方言)
鱗(うろこ)。 こんさかなは、いらがとりにきー(この魚は鱗が取りにくい)