うちなーゆー (沖縄の方言)
琉球処分〈明治一二年〉前の琉球国王が治めていた時代。 うちなーゆーや まし やたん(琉球国時代は良かった)やまとぅゆー日本の統治した時代、あめりかゆー米国の統治した時代などに対する。
うちゃる (埼玉の方言)
捨てる。 そけーごみをうちゃるなよ(そこへごみを捨てるなよ)なんでもうちゃるから子どもには目が離せねー(なんでも捨てるから子どもから目が離せない)
うちんく (徳島の方言)
私の家。 うちんくの犬はまだ子どもじゃ(うちの犬はまだ子どもだ)「く」は「家」のこと。
うっせー (大分の方言)
【主に県西部など】まずい。 言うちゃすまんけんど、こん団子はうっせーなー(こう言っては申し訳ないが、この団子はまずいなあ)
うら (福井の方言)
私〈自称代名詞〉。 うら、いなんだで、なーも知らんのやって(私はいなかったので、何も知らないんだ)嶺南では「わし」〈男〉、「うち」〈女〉。
えらがる (鳥取の方言)
苦しがる。 うちのてておやは、きやり腰でえらがっとる(私の父親は、ぎっくり腰で苦しがっている)「いやがる」の意でも用いられる。
おがる (秋田の方言)
成長する。大きくなる。 しばらぐ見ねぁうぢに、おがったなー(しばらく見ないうちに、大きくなったなー)この犬だばおがるにはえぁな(この犬は成長するのが速いな)
おこさま (群馬の方言)
蚕(かいこ)。 このうちはおこさまに借りていたんだよ(この家はお蚕様に借りていたんだよ)
おだんな (山梨の方言)
夫。主人。 今日うちのおだんなはむじんで出かけてるじゃん(今日うちの夫は飲み会で出かけているんですよ)
おちわ (埼玉の方言)
団扇(うちわ)。 おちわであおいでもあちーな(団扇で扇いでも暑いな)