さいこやく (三重の方言)
不要な口出しする。 あさからばんまでさいこやいてござるわ(朝から晩まで余計な世話焼いておいでだよ)
さぐず (岩手の方言)
ぬか(糠)。 さぐずでつけものせば、うめぞ(ぬかで漬物をつくると、おいしいよ)
〜ざった (三重の方言)
〜しなかった。 とーかもくわざったんじゃひてなーおい(十日も食わなかったんだからねえ、あなた)「〜だった」「〜はった」とも。
しけしけ (富山の方言)
たそがれ時。 しけしけまでにもどってこられ(夕暮れ時までには戻っておいで)
しじる(2) (鳥取の方言)
煮る。 牛肉は焼いてもしじってもまい(牛肉は焼いても煮てもおいしい)
しっきゃー (佐賀の方言)
全部。 こんがんづけばすっぴゃーしっきゃーおいにうってくれんこー(この蟹漬けを残らず全部俺に売ってくれないかい)
〜しておく (福岡の方言)
〜する。 これ、なおしておいて(これ、しまってくれ)「〜する」だけで十分だが、あえて「〜しておく」と表現する。
しゃっこい (青森の方言)
冷たい。 こごの水、しゃっこくて、めなー(ここの水、冷たくて、おいしいなあ)
しんびきする (岐阜の方言)
迷う。 いっけのあねま、旅行にさそったが、えろーしんびきしておいでる(親戚の嫁さん、旅行に誘ったが、大変迷っていらっしゃる)
じおい (山梨の方言)
土地の生まれの人。 この辺はじおいばっかで、きたりもんはいねー(この辺りは土地の生まれの者ばかりで、よそ者はいない)