おたい (熊本の方言)
わたし。 おたいは毎日孫に囲まれちょるけん幸せですたい(わたしは毎日孫に囲まれていますので、幸せですよ)
おたいまつ (奈良の方言)
東大寺二月堂の修二会。 奈良はおたいまつが終わらんと春がけーへんなあ(奈良では東大寺二月堂の修二会が終わらないと春が来ないねえ)「お水取り」とも。
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おたくらもん (富山の方言)
狡猾な人。 ありゃ、おたくらもんだちゃ(あいつは狡猾なやつだよ)
おたぐらかく (和歌山の方言)
あぐらをかく。 女の子は、おたぐらかいたらあかん(女の子はあぐらをかいてはいけない)
おたたさん (愛媛の方言)
桶を頭に載せ、魚の行商をする女性。 誰まりにおたたさんの真似が出来るかや(誰も彼もにおたたさんの真似が出来るわけがない)
おたね (群馬の方言)
麻の種。 昔はおたねも煎って食っただよ(昔は麻の種も煎って食べたんだよ)