おらぶ (広島の方言)
叫ぶ。大声をあげる。 広場で誰かがおらびよるが、どがーしたんじゃろーか(広場で誰かが叫んでいるが、どうしたんだろうか)
おらぶ (佐賀の方言)
叫ぶ。 じさんおるかーんておらぶばってん、こそらーっとにげた(おじいさん居るかと叫んだけれど、こっそり逃げた)
おらぶ (大分の方言)
叫ぶ。 まちっとおらばんと、向こうまじ聞こえんわい(もっと大声で叫ばないと、向こうまでは聞こえないよ)
おらぶ (宮崎の方言)
叫ぶ。 たんぼでびっきがおらんじょる(たんぼでカエルが鳴いている)
おりっと (長野の方言)
降りる所。 おりっとんとこは、すべるから(降りる所のその場所は、滑るから)
お〜る・お〜ん・お〜た (愛媛の方言)
軽い尊敬の語法。 おいきる(行かれる)おいりんか(いりませんか)おいた(おっしゃった)
おれくち 【折れ口】 (東京の方言)
〈知人の〉死。 急に折れ口があって行くんだ葬式の忌み詞として使われる。
おれさま (宮城の方言)
雷。 おれさま鳴ってっから、へそかぐさいん(雷が鳴っているので、へそを隠しなさい)「おれさん」とも。
おろいー (福岡の方言)
悪い。物憂い。 そげなことゆーたち、もーおろいーけやめた(そんなこと言ったってもう気が進まないから止めた)西部・南部では「おろよか」。
おろこばえ・おろかばえ (香川の方言)
実生。 いつのまにやら、おろかばえがでとるぜ(種をまいてないのに木〈野菜〉が生えている)