あかい (和歌山の方言)
明るい。 その電気のたま、ほんまにあかいなー(その電球は本当に明るいなあ)
あがる (京都の方言)
北へ行く。 丸太町通りを上がったとこかいなー(丸太町通りを北に行ったところかなー)南へ行くことを「下がる」と言う。
あげん (三重の方言)
あのように。 あげんおそろしーもんかいなー(あのように恐ろしいものかなあ)「こげん(このように)」「そげん(そのように)」も。
いてる (大阪の方言)
いる。 いてるかいてへんかしらんけどいっぺん電話してみたらどないや(いるかいないか知らないけれど一度電話してみたらどうだ)
きがせれる (鳥取の方言)
いらいらする。苛立つ。 これだけ教えてまうても、わからんけんきがせれるかいな(これだけ教えてもらっても、わからないからといっていらいらするな)
げしなる (徳島の方言)
「寝る」の尊敬語。 おじーさんはもーげしなっとるかいな(おじいさんはもうお休みになっているかしら)古語「ぎょしん(御寝)なる」から。
こおつと (兵庫の方言)
〈思案するときの〉さてと。 こおつと、あれはどこにやったかいな(さてと、あれはどこに置いたかなあ)
こめのあら (長野の方言)
米に交じった籾。 それっこそ、米のあらだ(それこそ、すぐれたよい人はなかなかいない)よいものは少ない譬え。
じょーもん (福岡の方言)
美人。 どーした、じょーもんかいな(えらい美人だな)
だしかいな (滋賀の方言)
いいじゃないか。「遠慮しなさるな」の挨拶。 だしかいな。ゆっくりしてかんせ(いいじゃないか。ゆっくりくつろいで行きなさいな)