おきる (徳島の方言)
満腹になること。 よーけたべたけん、おなかおきたわ(たくさん食べたからお腹がいっぱいになった)
おくり (群馬の方言)
限られた空間の奥。 部屋がせめーから、おくりにつめてくんなね(部屋が狭いから奥に詰めてくださいよ)
おこり (奈良の方言)
マラリヤ・マラリアによるふるえ。 おじいちゃんは南方からの復員やさかいにようおこりにならはるわ(おじいさんは南方からの復員兵なので、よくマラリアによるふるえが起こるなあ)
おしずがに (岩手の方言)
気をつけてお帰りください。 そど、かんじぇつえだす、おしずがに(外は、風が強いから、気をつけてお帰りください)
おじる (山形の方言)
〈車などから〉降りる。 おじる人ガしんでがらおのりください(降りる人がすんでからお乗りください)
おじる (茨城の方言)
降りる。 雨でかえだんすべっから、きーつけでおじろ(雨で階段が滑るから気をつけて降りろ)
おたから (大分の方言)
「幼児」を大切な存在ととらえて表現する語。 〈転んで泣きそうな幼児に〉痛いけんど、おたからじゃから、泣かん、泣かん(痛いだろうが、かわいい子どもだもの、泣かない泣かない)
おっかがる (山形の方言)
寄りかかる。 ぶじゅぐれっどわりがら、おっかがんな(こわれると困るから寄りかかるな)
おっきょる (福島の方言)
折る。 その枝、じゃまんなっから、おっきょれ(その枝、じゃまになるから、折れ)「ぶっきる」とも。会津では「おだる」。
おっけぁる (岩手の方言)
つまずいて転ぶ。 そごさいしっこあるだす、おっけぁるなよ(そこに石があるから、つまずいて転ぶなよ)