からいも (鹿児島の方言)
さつまいも。 からいもん、ゆでたとが、あいもんど(サツマイモの蒸したのがありますよ)「唐(から)の芋」の意。屋久島では「とういも(唐芋)」の変化した「とんぼ」を、奄美大島では「とん」を使う。
からう (長崎の方言)
背負う。 昔は弟や妹ばかろーて、がっこに行きよったってなあ(昔は弟や妹を背負って、学校に行っていたけれどねえ)
からう (熊本の方言)
背負う。おんぶする。 ちかごら赤ちゃんばからう人は、あんまり見らんごつなった(近ごろは赤ちゃんをおんぶする人は、あんまり見ないようになった)
からかう (山梨の方言)
〈物に対して〉手を尽くす。工夫する。修理する。 一生懸命からかってやっと直した(一生懸命手を尽くしてやっと直した)なんとかからかってみる(何とか手を尽くしてみる)「からこー」とも。
からこしゃぐ (青森の方言)
何にでもすぐに首をつっこむ人。 あえだっきゃからこしゃぐでよ(あいつは何にでもすぐに首をつっこむやつでさ)津軽では「やっぱはまり」。
からちら (秋田の方言)
土産を持たず訪問すること。 しぇんしぇの家さ行ぐなさ、からちらでだば行がえねぁ(先生の家に行くのに、土産を持たずに行くことはできない)「空面」から。
からぽねやみ (青森の方言)
なまけもの。 おえのわらし、からぽねやみで困ってまったじゃ(うちのこども、怠け者でこまってしまったよ)南部では「からやぎ」。
からみ (福井の方言)
ご飯なしのおかず。 ほんなくどいもん、からみで食べられんざ(そんな塩辛いものを、ご飯なしでは食べられないよ)
からむ (鳥取の方言)
結ぶ。しばる。 新聞紙をそこらへんでからんどいてごっしゃい(新聞紙をそのあたりでしばっておいてください)
からやぎ (青森の方言)
なまけもの。 おえのわらし、からやぎで困ってまったじゃ(うちのこども、怠け者でこまってしまったよ)津軽では「からぽねやみ」。