くどい (石川の方言)
塩辛い。 こんなくどいもんな、体によーないガや(こんなに塩辛いものは体によくないんだ)能登では「からい」。
けん・けに (高知の方言)
〜だから。 あんたがゆーたけん、私もこーたがやけんどおおまちがいやった(あなたが言ったから私も買ったのだけど大間違いだった)
さっち (福岡の方言)
かならず。 さっち、くるけんね(かならず来るからね)「しゃっち」「さっちが」とも。「さっちみち」という言い方もあるがやや意味が弱まる。
しらった (高知の方言)
白紙。未使用の紙。 全国のアンケートながやきしらったでかえすわけにいかん(全国のアンケートだから白紙で返すわけにはいかない)
せせる (岐阜の方言)
弄る。 おい、浮きよー見とらなあかんがや、せせっとるやねーか(おい、浮きよく見ていなければ駄目ではないか、餌をいじっとるではないか)
そばえる (栃木の方言)
甘える。甘ったれる。 何がやんなんだが子どもは、母親の膝っかぶんとごでそばえてぐじっていた(何が嫌なのか子どもは、母親の膝元で甘えてぐずぐず言っていた)
だちゃかん (石川の方言)
だめだ。 あの人おらんと、この店だちゃかんガや(あの人がいないと、この店はだめなんだ)「だっちゃかん」「らちゃかん」とも。
ちゃちゃ (福井の方言)
ごちゃごちゃ。 掃除したことねーで、へやん中ちゃガちゃガや(掃除したことがないから部屋の中はごちゃごちゃだ)
なーん (石川の方言)
いいえ〈応答詞〉。 なーん、それは、わしとちゴーガや(いいえ、それは私と違うんだ)能登では「べっちゃ」「びっちゃ」とも。
に(2) (高知の方言)
目的を表す。 がそりんはじどーしゃをはしらすにつかうがやき(ガソリンは自動車を走らせるのに使うのだから)