かたぐ (広島の方言)
〈荷物を一人で〉肩に担ぐ。 材木をかるがるとかたいでいきよる(材木を軽々と担いで行きつつある)
かんぞ (栃木の方言)
かわいがること。大事にすること。 かんぞかんぞしてやっから、泣ぐんじゃねーよ(いい子だ、いい子だ、とかわいがってやるから、泣くんじゃないよ)
がらるっ (鹿児島の方言)
られる。 そげんことすっとがらるっど(そんなことをするとられるよ)「がるる」の受身形。
ぐぜっ (佐賀の方言)
〈子どもが〉むずがる。 くーぐぜっよっごたっばってん、こん子わ腹のしーっとっとやなかね(ひどくむずがっているようだけど、この子はお腹がへっているのではないかい)
ぐぜる (熊本の方言)
ぐずぐず言う。むずがる。 赤ちゃんのぐぜるとばすかすとにゃおおごつせにゃん(赤ちゃんがぐずぐず言うのをあやすには一苦労しなきゃならない)
けなり (山形の方言)
うらやましい。 隣りのえで、外車かったはげ、うじの息子けなりガる(隣の家で外車を買ったから、うちの息子がうらやましがる)
けなりー (岡山の方言)
うらやましい。 そねーなことーきーたら、子どもがけなりがらー(そんなことを聞いたら、子どもがうらやましがるよ)
けんつ (高知の方言)
先が鋭くとがった状態のもの。 鉛筆をけんつにといじゅー(鉛筆を鋭くとがるまで研いでいる)
さばる (広島の方言)
しがみつく。すがる。 振り落とされんよーに、よーさばっとれよ(振り落とされないように、よくしがみついていろよ)
しゅっせいらち (和歌山の方言)
早く出世したがる人。 てきゃ、しゅっせいらちや(あいつは出世したがる奴だ)