すばる (愛知の方言)
非常に恥ずかしがる。 あの子はすばっちゃって何もいわん(あの子は恥ずかしがって何も言わない)
ずんだるっ (佐賀の方言)
ずり下がる。 こん頃の若っかもんなきもんばずんだらきゃーてさろきよっ。ほんにざまなか(この頃の若者は着物をずり下げて歩いている。まったくみっともない)
たでる (青森の方言)
犬などを飼う。 おめの家で犬たででらな(あなたの家で犬を飼ってますか)南部では「あずがる」。
〜とさい (滋賀の方言)
「〜としたら」の意味の条件句。 おこるとさいガ、もーはい、泣き立てよるんや(〜るとすぐに、もう早く、泣き立てやがるのだ)
ぬがる (和歌山の方言)
刺さる。 もの、ぬがる(とげが刺さる)
のざえる (栃木の方言)
〈のどに物が〉つかえる。ふさがる。 魚の骨がのどにのざえて、ちくちくしてしゃーね(魚の骨がのどにつかえて、ちくちくしてしようがない)
のんもる (大阪の方言)
のみやがる。 あいつは よー牛乳飲んもるなー(あいつはよく牛乳飲みやがるなあ)
ばって (鹿児島の方言)
しかし。 むかしゃ、あつまっしもうけかったとばってなー(昔は集まる人も多かったけれどねえ)博多・長崎の「ばってん」につながる語。
ばんこ (長崎の方言)
踏み台。涼み台。縁台。 昔のばんこはもーなかごとなった(昔の踏み台はもうないようになった)ポルトガル語 banco に由来。
びーどろ (長崎の方言)
つらら。 びーどろんさがっとる(つららが下がっている)ポルトガル語 vidro に由来。「ガラス」のこと。現在はほとんど言わない。