がんこ (石川の方言)
程度の甚だしい様子。 今日は魚、がんことれたじー(今日は魚がたくさんとれたよ)
きこ (島根の方言)
頑固。強情。 そげんきこはーな(そんな強情なこと言うな)隠岐では「じゃーしき」、石見では「いっこく」。
きさんじ (奈良の方言)
素直。きまじめ。 この子は親のゆーことをよく聞くきさんじなぼんやなー(この子は親の言うことをよく聞く素直な男の子だねえ)
きさんじ (島根の方言)
【出雲】痛快なこと。【石見】気晴らし。 やっぱし、しょーぶは勝たんときさんじにならん(やっぱり、勝負はかたないと面白くない)「かゆいところを搔いてもらう快感」の意もあるらしい。
きずいな (富山の方言)
わがままだ。 そんなきずいなことでは世の中とおらんぞ(そんなわがままなことでは世間は通らないよ)
きときと (富山の方言)
新鮮。精力的なこと。 こんさなか、きときとや(この魚は新鮮だ)あのひとあ、きときとの人や(あの人は気力の充実した人だ)
きどごろね (山形の方言)
服をきたまま寝ること。うたたね。 ほだんどごさ、きどごろねしてわりったな(そんなところに服を着たまま寝てはだめだよ)「きどごね」とも。
きなんば (滋賀の方言)
いちじく。無花果。 「きなんば」ちゅーことばは、今は、もー聞かんなー(「きなんば」と言う言葉は、今は、もう聞かないねえ)
きのどくな (富山の方言)
申しわけない。ありがたい。 こんなことまでさせてしもて、きのどくなねー(こんなことまでさせてしまって申しわけないねえ)
きばる (和歌山の方言)
許す。 そのごうら、命とんのきばったらしい(その河童は命を取ることを許してくれたらしい)