せき(2) (群馬の方言)
余地。理由。 そんなことー言われるせきはねー(そんな事を言われる理由はない)
せちべん (兵庫の方言)
けち。 そんなせちべんなことばっかりしとったら笑われっど(そんなけちなことばかりをしていたら笑われるよ)
せっこぎ (岩手の方言)
怠けること。怠け者。 せっこぎさねで、ちゃんちゃんとかせゲ(怠けないで、しっかりと働きなさい)
せっちょ (栃木の方言)
世話をやき過ぎること。おせっかい。 赤ちゃんをせっちょし過ぎたもんだがら、とーとー泣ぎそっぺになった(赤ちゃんにおせっかいをし過ぎたために、ついに泣き出しそうな顔になった)
せわがる (高知の方言)
世話を焼く。 あのいとが準備をせわがってくれたきあてわなんにもすることがなかった(あの人が準備の面倒を見てくれたので私は何もすることがなかった)
せんどな (宮城の方言)
前に。以前に。 ほの店だら、せんどな行ったごどありす(その店なら以前に行ったことがあります)古語「先度」から。「せんころ」とも。
せーない (和歌山の方言)
つまらない。 そんがんせーないわ(そんなことつまらないよ)
そがれ (群馬の方言)
作物などが盛りを過ぎて衰えること。 ナスも、はー、そがれになった(茄子ももう盛りを過ぎた)
それいね (山口の方言)
そうだよね。その通り。 暇じゃけー、どっか行きたいねー。それいね(暇だから、どこかに行きたいね。そうよね)相手のことばに対して同意・同感を表す。
そんとな (山口の方言)
そのような。 そんとな、ゆーちゃーいけん(そんなことを言ってはいけない)長門では「そんと」とも。