びんちょ (千葉の方言)
対のものが揃っていないこと。 おめー靴下びんちょに履いてるぞ(お前が履いている靴下は左右揃っていないぞ)
びーどろ (長崎の方言)
つらら。 びーどろんさがっとる(つららが下がっている)ポルトガル語 vidro に由来。「ガラス」のこと。現在はほとんど言わない。
ふゆじ(1) (熊本の方言)
怠け者。 ふゆじの盆ばたらき(怠け者が盆になって慌てて働くこと)
ふるあじき (秋田の方言)
なかなか寝ない子。 このふるあじぎ、はえぐねねぁば、鬼さらいに来るど(この「古小豆」、早く寝ないと、鬼がさらいに来るぞ)「古小豆」はなかなか「煮えない〈にえねぁ→ねねぁ〉」ことから。
ふーけもん (佐賀の方言)
馬鹿者。 こげんこつばゆーち、こんふーけもんが。とんこじーて(こんなことを言って、この馬鹿者が。反抗して)
ぶしょってー (神奈川の方言)
ちょっとしたことでも面倒がる様子。その結果、不潔なこと。 そんな、ぶしょってーかっこーすんなよ(そんな不潔で感じの悪い格好をするなよ)
ぶじょほ (秋田の方言)
申し訳ないこと。失礼。 ぶじょほだんしども、なんとが 頼むんし(申し訳ありませんが、なんとかお願いします)おーぶじょほしたんし(たいへん失礼しました)「不調法」から。
ぶちゃける (岐阜の方言)
〈水などを〉こぼす。 お茶ぶちゃけてまって、みっともねーこっちゃ(お茶をこぼしてしまって、恥ずかしいことだ)
ぶっくらかす (千葉の方言)
なぐる。 ゆーこときがねばぶっくらかしてやるがら(言うこと聞かなかったら殴ってやるから)
ぶっさーる (神奈川の方言)
「すわる」を強めたことば。 そんなとけー、ぶっさーってんなよー(そんな所にでんとすわっているなよ)