へでなし (福島の方言)
いいかげんなこと。 へでなし、かだってんでねーど(いいかげんなこと、言ってるんじゃないぞ)
へのつっぱりにもならん (大分の方言)
まったくものの役に立たない。 おまえの言うこたー屁のつっぱりにもならん(おまえの言うことはまったく何にも役に立たないよ)
へらへら (宮城の方言)
よくしゃべること。また、そのさま。 あえづぁいっつもかっつもへらへらかだってばりいる(あいつは、始終おしゃべりばかりしている)
へんねし (京都の方言)
すねること。ねむたいこと。 したのこーが生まれて、うえのこーがへんねしおこしてますねん(下の子が生まれて、上の子がすねていますよ)
へーともねえ (岐阜の方言)
大変な。とんでもない。 そりゃーまた、へーともねえこっちゃったのー(それはまた、とんでもないことでしたね)
べっこう (和歌山の方言)
余計なこと。 べっこうすんな(余計なことをするな)
べっちゃ (石川の方言)
違う。いいえ。〈応答詞〉 「われか、こんなんしたガ」(おまえか、こんなことをしたのは)「べっちゃ」(いいえ)
べんこーな (愛知の方言)
生意気な。 子どものくせにべんこーなことゆーな(子どものくせに生意気なことを言うな)
べんたろさん (長崎の方言)
お人形さん。 まあ、かわいかねー。べんたろさんのごたっ(まあ、かわいいねえ。お人形さんのようだ)「弁天さん」からきたことばだろうか、女の子にしか使わない。
ぺそらぺそら (宮城の方言)
粘り気のないこと。 この餡子、ぺそらぺそらしてうまぐがえん(この餡子は粘り気がなくておいしくないね)